ボトムアップ or トップダウン



昨日アップした製品群の単価計算をしています。
正直、かなり高いです。N-1が6万代、Deck Vestが3万代後半ぐらいになる予定です。

製品を作りを考えるときに、先に「こうやればうまく単価が抑えられて良いものが作れる」というときと「ただひたすら作りたい仕様で作り、最後に単価を考える」時とあります。

前者がトップダウン的(先にこのぐらいの定価になるようにと決めての企画)
後者がボトムアップ的(それぞれの値段を足して、最後に定価がきまる企画)

今回はまさに後者でした。

WORKERSはもともと、ボトムアップ的企画が多いのですが、それでもある程度、世に通用する定価になるかどうかを考えてから企画をスタートします。

「一切の妥協を排し」とか「最高の部材、最高の技術」とかいえば聞こえは良いですが、良い物を高く作るのは当たり前。

「良いもの」の要素を煎じつめて、不要なものはそぎ落とす。
仕様も、素材も、そして単価も最適にして初めて「良い製品」ができると思います。

正直、今回のN-1とDeck Vestはそういう意味で最適かといえば微妙です。やりすぎてしまった感があります。
良いものには間違いないのですが、価格が良いものになっているかどうか・・・

これは、最終的に何枚注文をいただけるかで決まるのです。
不安に思いつつも、とりあえずは、出来上がりの良さに満足しています。
後は、モデルが着てかっこいいと良いのですが。