Fall-Winter



だいぶ寒くなってきました。
岡山では・・・というか、うちでは米が倒れて大事です。機械で刈れるのかどうか。

春先に作ったカバーオールやWarden Parka、最近作ったLounge Jacketのような裏の付いていないジャケットがちょうどよい季節です。

関東以西ではツイードにはちょっと早い、襟ボア付きもちょっと早いかなという時期。
かといって、夏物の薄いジャケットは心もとないので、このあたりが一番かなという季節です。

来週は、N-1やDeck Vestが出来上がります。
先上げを着てみましたが、我ながら会心の出来です。
工場でも、サンプルを試着してみて「欲しい!」と言ってくれていましたが「高いわ!」とも言われました。

リアルのムートン、デッドストックのTALONファスナー、フロントのフックがかなりハードパンチでした。工賃は?となるのですが、それを本気で言うと喧嘩になるので言いません。
まぁ、原料にしろ、縫製にしろ、手間がかかっているのは自分でも縫物をするだけにわかります。
どうしても、値段を下げようとすれば「では、襟を取れ」といったような世界になってしまうので。

自分でもデザイン?仕様を考えるときにポケット一つ付けるのでも悩みます。
本当に必要か、これを付けた分かかる手間以上の価値がそのポケットにあるのか。
買っていただく人にとって、そう感じてもらえるのか。
そもそも、そのポケット自分で使う???とか。


来季のお話・・・

自分を判断基準に考え、来季の春夏は10オンスクラスのジャケット、パンツを減らします。今年もやっぱり夏は暑かったので。

代わりに、トップスではシャツを拡充。

ジャケットは一つだけ、春夏用のLounge Jacket。あえて袖裏は付けて滑りやすく、でも素材を薄くして暑苦しくなく作っています。単純に薄い素材で作れば、襟にしろラペルにしろ形が無くなってしまい、シャツジャケットになります。
そこで、1904 Jacketの時は全面ふらし芯を抱かせました。あれはあれでよかったのですが、もう少し形を出したい。
ということで、今回からは、ストレッチ芯やふらしの毛芯「風」芯も使って形を保持します。

ボトムは、8オンスのペインター、WabashやShadow Stripeを使ったショートパンツ、チノ・8オンスデニムのベーカーショーツ、ダークマドラスや花柄、サックス色のリネン混のBuckle Back Shortsといったとにかく涼しいラインナップ。

他にも、ベルト、バッグ工場で作っているバッグ、ワーク系の工場で作るバッグと、服以外もメリハリの付いた製品が並びます。

来月中には、写真も出揃います。納品は2月からの予定。来季もご期待ください(いや、少し買ってもらえないと、その次が作れなくなるので買ってほしいなぁ・・・でも「買って!」とは言いづらいなぁ)