読みだすと止まらない・・・



ウールの旅はまだまだ続きます。
お次は、J.O.Ballard & Co。

そもそも、なぜここまでいきなりウール物にのめりこみだしたか。
今年はどうもセーターが着たい。それも今まで良く着ていた、インバーアランやジョンスメドレーとは違う、中ぐらいのゲージというか厚みと言うか。

そうなると、エベレストや、UNIONMADEのオリジナル?などを着てみるのですが、上着がいわゆる現代的ジャケットではアームがきつい。
そこで目を付けたのがFILSONやWoolrich。

以前から「いつかはウールをしっかり知りたい」と思っていましたが、値段が安く比較的手に入りやすいので後回しにしていました。
そこで、早速オリジナルを買い集め、着て、実物を良く見て今は勉強中です。

見れば見るほど一口に「ウール」「マッキノー」「クルーザー」などと言っても、生地の風合いが全く違います。織り目が見えないほど起毛しているもの、逆に綾目がとても良く見えるもの。
ガサガサしているもの、しなやかなもの。

で、J.O.Ballard。初めて見たのは、確かebayだったかな?タグがかっこ良いので「これは古いのでは!」「高くなるのでは!」と思いつつ、大した高値には成らなかったのを覚えています。

織り目がかすかに見え、チェックの柄も先日紹介したWoolrichとも違うもの。

このJ.O.Ballardについて調べ出したら止まらなくなってしまいました。
オーラルヒストリー、当時の関係者へのインタビューが残っていて、読みだすと止まりません。
http://www.reynoldstonnewyork.org/

生地の雰囲気、風合いを勉強するだけならば読まなくても良いのですが、やはりStifelの時と同じで、その歴史や成りたちを知ることで、より理解が深まると思います。

ざっと調べただけでも、J.O.Ballardが近隣の羊の毛から生地を作っていた事、寒い土地柄がウールの質に影響を与えた事(ただ、これらはオリジナル世代から服をもらった人の話です)と出てきました。

紹介をする前に、まずは上のオーラルヒストリーを読んで理解を深めようと思います。
なので、しばしお待ちください。